はじまりは今

7歳と2歳の子供がいます。何もありませんが、あるものは全て出し切って子育てしています。持たない暮らし、持っていた暮らし、色んな視点から観察したわたしの生活を綴ります。

断捨離して、いい絵本を選ぶ方法

ここ最近まで
6年間ほど、
絵本迷子になっていました。

 

私は小さい頃から絵本が大好きでしたが、
自分の子供に絵本を買ってあげるとなると
すぐ迷子になりました。

 

 

 

絵本選びで迷子になる理由

 

買う時に、
何を基準にして選んでいいのか。

 

自分の中でハッキリとしていませんでした。

 

いや、基準はあったのかもしれません。

 

例えば、
絵本ガイドのようなものですすめてあるような良い絵本を、
ある時は買ってみたり、
雑誌の特集で紹介されていた絵本を、買ってみたり、
本屋さんに行くと平積みされている絵本を、買ってみたり、
中古の安い絵本を買ってみたり。

 

 

世の中には沢山の絵本があり、
選ぶ指針のようなモノまでもが溢れていて
混乱するほどです。

 

でも、
その中の、
一番いい物を読ませてあげたい。

 

絵本好きだからこその、
迷いだったのかもしれません。

 

 

何より私は、
絵本を選ぶ前に、
絵本を選ぶ為の指針や基準のようなもの
選び取るのに疲れ果てしまっていました

 

 

 

絵本の現役引退は何の為だったのか?

 

息子が自分で本を選ぶようになってから、
2年くらい経ちます。

 

息子が選ぶ本は、
戦隊物のシール絵本だったり、
今は主にゲームのガイドブック、攻略本です。

 

私は、小さい頃から絵本コーナーに行くと、
ワクワクしていましたが
最近はちっともワクワクしませんでした

 

それは、
絵本コーナーは
息子が絵本を選ぶ場所で、
私にとっては関係のない場所、となっていたからです。

 

息子が選ぶ絵本は、
息子の物で、
息子の価値観や基準のもと選ばれます。

 

私の趣味思考は関係ないので、
息子が選ぶ絵本にイチイチ反応したり、ときめいたりもしません。

 

息子が買いたい絵本を自分で選び終わるまで、
少しだけ死んだ魚のような目をして待ちます。

 

 

自分がどうして、
死んだ魚のようになるのか
最近気付いたんです。

 

私は、今もまだ、絵本が好きで、
自分の好きな絵本を買いたいと思っている。

 

 

だけど、
何故かいつの間にか、
息子が自分で絵本を選ぶようになってから、
私は、"絵本を好きだ"という気持ちを捨てました。

 

 

それは多分、
母である私は自分の好きなことのために、
お金を使ってはいけないと
どこかでいつの間にか思い込んでいたからではないかと思います。

 

 

「子供に読ませる為なら、
 絵本に、出費してもいいけど、
 私は母親なんだから。」

 

自分の為に絵本なんて、馬鹿らしい。
週刊誌でも読んでろ!みたいに、
"母"という役割に自分を当てはめて
自分が、好きでやりたいことを見て見ぬ振りしていたのです。

 

絵本の現役引退は、
自分で決めるものではなく、
母になった時に勝手に決まるのだと思い込んでいたのです。

 

 

自分の指針だけで選ぶとシンプル 


私は、好きなことをして生きていく、と決めました。

 

関連記事はこちらです。良かったら読んで下さい。

indigoberrying.hatenablog.com

 

 

息子が読むか読まないかなんて、
関係ない。

 

絵本として、
良いか悪いかなんて、関係ない。

 

母親だからなんて、関係ない。

 


自分の為に、絵本を選んでみたい。

 

そして、
選ぶ時の指針は絵本好きだった自分の感性を信じて、
自分の指針で選んでもいい。

 


あわよくば
息子たちにも、
自分の好きなものを読んでもらえたら、
そんなに嬉しいことはないな。

 

そう思って絵本を買いました。
迷いはありませんでした。f:id:indigoberrying:20180530122046j:plain



私は、
自分の好きな絵本を、
絵本コーナーで探していたとき、
ヨダレ垂れるくらい楽しかったです。

 

 

無意識のうちに"子供の為"に動いてしまうクセが
まだまだあります。


それで溜まってしまった
自分の中の小さな不満を、
少しずつですが、解放していこうと思います。

 

 

 

 

おわりに

 

わたしは、
子供が好きそうな絵本を私が選ぶ、という行為を
手放すことに決めました。

 

でも、
自分が選んだ絵本を子供も気に入ってくれたら、
やっぱり嬉しいです。

 

  


小さい頃、すごく好きだった絵本を
まだ子供がいない独身時代、自分用に購入したことがあります。

 

その絵本は息子も大好きで、
一緒によく読んでいます。

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案外、
こういうセンスは遺伝子レベルで似通っているのかもしれません。

 

私が心底気に入ってる絵本は、
私の遺伝子を持つ息子だし、
気に入ってくれる確率は高いのです。

 

自分を信じてシンプルに、
選んでいいのかもしれません。


細胞レベルで恋してるって、
こういうことなのかもしれません。