はじまりは今

7歳と2歳の子供がいます。何もありませんが、あるものは全て出し切って子育てしています。持たない暮らし、持っていた暮らし、色んな視点から観察したわたしの生活を綴ります。

夢を諦めないで、表現してもいい

昨日、
私の古くからのお友達が
旦那さんと共に我が家に遊びに来てくれました。

 

中学校時代からの長い付き合いです。

 

皆で話していて、
「この四人が自分の好きを本気でやったら、
 地球にどれくらい影響あるか見てみようぜっ!!」
と私は熱く言い放ったりしたりしてしまいました。

 

 

 

友達

 

お友達夫婦は音楽をやっています。

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ちょっと前まではね、
歌が上手で、
表現が上手な自分の親友に
私は嫉妬していましたのよ。
オホ。

 

 

 

彼女はずっと歌ってきて、
中学時代から歌手になることは決めていて、
それで、
私も私なりに夢を重ねてきましたが、
私の場合は、
表現が上手が下手かで
自分のことを見ていましたので
いつもいつも
上手と周りから言われなければ
決して自分の心は満足しませんでした

 

 

そして、
自分が夢を追いかけていて、
その途中に居た時に
結婚して子供を産みました。

 

私は夢を諦めたつもりはありませんでしたが、
どこかで、
私の表現の修行はもう終わったのだ、と
冷めたような気持ちでした。

 

そのちょっと前から、
自分の気持ちをありのままに表現している全アーティストに
耳を塞ぎ、
受け付けないような
ムカムカするような
そんな
芸術を鑑賞することに関しての不良みたいな者に
いつの間にかなってしまい、
しばらくは
楽しんだりする事から遠ざかったり、
ポケットに手を突っ込んで、
斜に構えたりしたりしました。

 

 

 

今思えば、
母として生きなければ
という勝手な思い込み、
"母"という生き物に対しての勝手な妄想が
自分にまとわりついて
自分を"母"として見る事で
本当の自分が、見えなくなってしまっていたのだろうと思います。

 

 

影の自分

 

今、
この本を読んでいます。

新版 ずっとやりたかったことを、やりなさい。

ジュリア・キャメロン サンマーク出版 2017-05-08
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この本に、
"影のアーティスト"という言葉が使われています。

 

 

それは、
アーティストというのが日の光に当たった、
自分の表現に突き進める人だとしたら 
その逆の人。

 

自分の表現に自信がないけど、
表現してみたいと思っている人。

 

自分の表現というものは
いつも他人から認められなければならず、
上達までの道のりというものがあると分からず、
失敗したら自分には才能がなかったのだと
諦めてしまう人。

 

そして、
影のアーティストとは
大体、アーティストの近くにいるものらしいのです。

 

 

そのことを知った私は、
自分の中の
傷だらけで、
まだ未熟で、
でも消えてなくならない
赤ちゃんみたいな影の表現者の自分を見ました。

 

私は多分、
影のアーティストにいつの間にか
なっていたのだなと
分かりました。

 

 

そして、
優れているとか
正しいとか
説得力があるとかで
判断ぜずに、
自分の気持ちを表現してもいいんだということを知りました。

 

 

おわりに


それから私は、
自分の近くで、
自分の表現を追い求めてずっと創作を続けている
友達を
改めてまっすぐに見ることが出来、
彼女が、
自分の気持ちをさらけ出して、
表現し続けている事に
深い深い感謝の気持ちが湧いてきました。

 

 

自分が心が引かれる事が
誰かの表現であれば、
必ずその人自身も表現者なのだと
思いました。

 

私の夫も、
会社員ですが音楽の道をずっと歩き続けています。

 

自分の表現を諦めず、
真摯に
音楽を楽しんでいます。

 

私は、
この人たちを"表現者"として
自分とは別世界の人だと思っていました。

 

でも、
自分もまたこの人たちと同じ、
自分の心を表現して生きてもいいのだ、
誰にも邪魔されずに
自分が自分に
言い聞かせるように
表現を楽しんでもいいんだ、と
今では分かります。

 

表現者とは
映画で泣き、
音楽で歌い、
文章で心動かされる全ての人のことをいう、
素質のようなものなんだなと思います。

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