はじまりは今

7歳と2歳の子供がいます。何もありませんが、あるものは全て出し切って子育てしています。持たない暮らし、持っていた暮らし、色んな視点から観察したわたしの生活を綴ります。

擦り込まれてきたメッセージを手放すには

昨日のブログを書いた後、
不思議なことが起こりました。

 


昼寝をする子供の横で、
ベッドに寝転がりながら本を読んでいました。

 

心屋仁之助さんの本です。

 

自分が興味のある本なので、当たり前かもしれませんが
私が昨日ブログに書いたことと
内容が見事にシンクロしていてドギマギしました。

 

本読んで、
ブログ書いたんじゃないのというくらい。

 

 

 

未だに不自由な自分の価値観に気付く

 

そこで、
"好きなことをしてはいけない、という罪悪感"について書いてありました。

 

自分でもうすうす気付いていましたが、
この罪悪感、
やっぱり、
親が決めたルールを破ろうとしているから出てくるんだなー。
本にそのような事が書いてありました。

 

私はもう充分な大人で、
母からも距離をおいて暮らしているのに。

 

不自由な私だ。
呆れてしまいます。

 

でも、そのくらい強い力で
心をコントロールされていたわけです。
そして未だに、生活を遠隔操作されている。
遠隔操作されそうになります。

  

 

幼い頃から擦り込まれているメッセージ

 

幼い頃、
私が何かに熱中していると絶対に母から声を掛けられ
お手伝いを頼まれました。

 

休みの日に、疲れ果てて昼近くまで寝ていると
本気で母から怒られました。

 

頑張っていることを一番に評価し、
母は私が頑張り屋さんだと言われることを
何よりも誇らしそうにしていました。

 

 

それでか分かりませんが、
私はつい最近まで
"好きなことばかりやっていたら怒られる"
"好きなことばかりやる人は幼稚だ"
"好きなことは何度も繰り返してはいけない"
"苦しいことでも嫌なことでも頑張らなければ、私に価値はない"
と心の奥底で信じていました。

 

 

この擦り込まれた価値観で
生きてきました。

 


この価値観は、好きなことをして人生を生きていきたいと思った時に、
自分の好きなことすらよく分かっていないという
最近までのワタシを作り出していました。

 


自分のことなのに、
自分の操作が分からないような感覚です。

 

やっと、
その"自分が分からない"ことに違和感を感じられるようになって、
一歩進んだと思っていましたが、
まだまだ
何度も何度も言い聞かせて塗り替えないと
新しい価値観というのは
自分の持ち物になりませんね。

 

 

心屋さんの本も、
私に、「その価値観信じていいからね」と言っているようでした。

 

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毎日息子が見せてくれるメッセージ 

 

一方、
こんなワタシの息子ですが、
彼は自分の好きなことは毎日繰り返します。

時間はある程度決めますが、
YouTubeに、
録画したお笑いに、
仮面ライダーごっこに、
こちらが胸焼けを起こすくらい繰り返します。

 

最近気に入っていることは
コチョコチョごっこです。

 

自分が逃げられないくらいの強烈なコチョコチョを
ひたすらやってもらいたいという遊びです。


一日に5回くらいは要求してきます。

 

あとは、
YouTube観たいなー」という全然独り言に聞こえない独り言を、
一日に50回くらいは言っています。

 

 

こんな息子を見ていると、
このうちで自分だけが好きなことを我慢して生きる続けるなんて
本当に馬鹿らしいと感じます。

 

息子は、
好きな事は何度も何度も飽きるまで繰り返してもいいよ、ということを
身を以て私に教えてくれています。

 

 

今は、息子に好きなことをする時間を制限することも
もしかしたら何かに囚われた価値観なのかなと
疑っています。

 

多分、今の私がまだ、
限られた時間の中でしか好きなことが出来ていないから、
それを
息子にも強要してしまっているのかもしれないです。

 

 

おわりに

 
好きなことをしまくる息子のことを見て、
自分の価値観の塗り替え作業を毎日やっている私ですが、
時々、
そんな息子にブチ切れることがあります。

 

そんな時はほとんどが、
息子だけが好きなことをやれていて、
自分は我慢している時です。

 

例えば、
ご飯の準備の為に自分の好きなことを中断して
作業に取り掛かっていると、
息子はそんな私を尻目にテレビを観ています。

 

こんなときは
「ズルイ!!」という気持ちからかブチ切れます。

 

私はまだ、
"好きなこと繰り返しやってもいいよ"価値観の初心者なので、
自分は充分に好きなことが出来ているという気持ちで満たされていないので、
「ズルイ!!」
という気持ちが最初に出て来てしまいます。

 

この気持ちを満たす為には、
毎日諦めずに自分の好きなことをやるしかない。

 

 

 

でも、そんな時、
「好きなことばっかりして!ちょっとは手伝いなさい!」
というメッセージよりも
私の本音を伝えた方が伝わります。

 

「私も好きなことしたいから、ご飯の準備とか手伝って欲しい。」
と要求した方がはるかに言葉の力があり、
納得して手伝ってくれます。

 

自分が好きなことだけをするようになると、
家族も変わるような気がします。