はじまりは今

7歳と2歳の子供がいます。何もありませんが、あるものは全て出し切って子育てしています。持たない暮らし、持っていた暮らし、色んな視点から観察したわたしの生活を綴ります。

「家族なんだから」という言葉の本当の意味

断捨離マニアで断捨離アンの
わたなべあいみです。

 

 

 

「家族なんだから」
という言葉について、今日やたら考えています。

 

わたしは、
子供の頃、
「家族なんだから」という理由から、母親から
体や容姿についてや、
性格について、
行動や人間関係について、
とても厳しい言葉たちをもらってきました。

 

 

思春期の頃、
あまりに傷つくことばかり言うのでやめて欲しいと言ったのですが、
「家族なんだからいいでしょ」
「家族なのに気を遣うのはおかしい」
と言われて受け入れてもらえませんでした。

 

なので、わたしは、
自分がこんなことでいちいち気にしたり傷ついたりすることの方が
おかしいんだと思うことにしていました。

 

傷つく自分を差し置いて、
傷つける方の考え方を採用しました。

 

 

そうやって、
友達にも毒を吐いたりしてきました。

 

 

でも、不思議なことに
自分から遠い関係の人、例えば道ばたの通行人や、
そこらへんにいた人に、
理不尽なことをされても何も言えない。

 

 

ここで、強気で、毒を吐きゃいいのに、
何も言えねえ。

 

 

こんな風に生きていました。

 

 

それで、
何がうまくいかなくなったかと言うと、
夫婦関係です。

 

 

いつも、
夫に毒を吐き、
欠点を挙げ、
冷たい態度をとり、
馬鹿にしたりしました。

 

 

夫は、いつも苦しんで怒っていました。

 

 

何故、
愛する人からこんな仕打ちを受けなければならないのか…

 

 

と、多分思っていたと思います。

 

 

わたしは、
「家族なんだから許してよ」くらいに思って、反省はその場限り。

 

 

どうしていちいちこんなに夫が腹を立てるのか、
分かりませんでした。
場数を踏めば、夫も強くなるだろう、と本気で思っていたくらいでした。

 

 

でも、ほんとうの自分はこんなことを思っていました。

 

 

「自分を大切にできて、いいね。いいねいいねいいねいいねいいね。」
「いいわよね、あなたは!!!」

 

 

少し怒りにも近い、
羨ましさ。

 

 

でも、夫は一番近い所で、こう教えてくれていました。

 

 

「自分を大切にしてもいいよいいよいいよいいよいいよ!!」
って。

 

 

 

 

 

自分の周りにいる人たちって、
自分の思考が現実化した人たちって、
聞いたことがあって、
それで、
その人たちに向けられる言葉と言うのは、
自分が自分に、
わたしが、わたしに、
言っている言葉なんだそうです。

 

 

 

わたしの口から発する全ての言葉が、
わたしに向かってすっ飛んで来ている。

 

 

と、したら、
わたしは、いつも、
わたしに毒を吐き、
欠点を挙げ、
冷たい態度をとり、
馬鹿にしたりしていた、わけです。

 

 

そして、
そんな自分に、
「もう、いいよ!自分を傷つける言葉をもう吐かなくていいよ!」
って言ってあげるために、
夫はわたしの一番近い所にいてくれたのかなぁと。

 

 

そんな風に思います。

 

 

そして、
そういうやり方を教えてくれた母もまた、
自分に厳しい言葉ばかり投げかける人だったのだと思うと、
何だか悲しくて、
そんな母に、「もう、止めてもいいよ!」って言ってあげられるようになるには、
まずはわたしがイチ抜けないとなーと思うのです。

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