はじまりは今

7歳と2歳の子供がいます。何もありませんが、あるものは全て出し切って子育てしています。持たない暮らし、持っていた暮らし、色んな視点から観察したわたしの生活を綴ります。

「感謝」出来ない自分を恥じるのを、やめた

今までずっと、
自分のことを
"感謝出来ない人間"だと思って生きてきました。

 

なぜなら、
つい最近もですが
わたしの母から常に言われ続けていることが
「あなたは感謝が足りない」
ということだったから。

 

 

わたしには、
感謝するという、
人として基本的な礼儀が抜けていて
多分、
人をなめたような所があるんだろう。

 

わたしって
ほんと、
おごりのあるダメ女だなー

 

と思ってましたが、

 

「あれ?」

 

「今まで、そんな感謝しなきゃ許されないようなこと」

 

「したことあったけ?」

 

 

と、
とぎれとぎれに振り返ってみると、
そんな人生でもない。

 

 

「よく、やってきたよ」

 

「すげー、頑張ってきたんだね」

 

「普通なら一人でそこまで出来ないよ」

 

 

と、
これまたとぎれとぎれに振り返ることが
出来るようになってきたので、
書きたいと思います。

 

 

 

 

 

感謝について思い出す出来事

 

わたしが、
感謝について

 

どうしてこうも、とぎれとぎれでしか
思いを馳せれないのか。笑

 

それは、
自分の中の一番腐った
どうにかして奥の奥底に
隠しておかなければならなかった部分で、
自分にでさえも
意識化してしまうと
もう自分がダメになってしまうんじゃないか
一番恐れを抱いていた部分だったからです。

 

 

恐くて恐くて
少しずつしか
開けられないような、
直視出来ない部分だったからです。

 

よくわたしは、
母から「感謝してない」と言われました。

 

今ふと思い出すのは、
20代の頃、実家に帰省していた時のこと。

 

母がお気に入りのケーキ屋さんで、
ストレス発散にケーキを買いたいと突然言うので、
まったり寝ころんで過ごしていましたが
出かける準備をして、
買い物に付き合うことにしました。

 

夜だったので、
正直めんどくさかった。

 

でも、
まぁ、
付き合いました。

 

ケーキ屋さんでは、
わたしも自分が食べたいケーキを選び、
お礼を言ったかよく覚えていませんが
買ってもらいました。

 

 

すると、
帰りの車内でいきなり、
「あなたは全然お母さんに感謝してない!!」
と怒られました。

 

「へ??」
と思いましたが、
自分は感謝の出来ない人間だと重々承知していたので
「買ってくれてありがとう!」
と慌ててお礼を言いました。

 

 

 

感謝のないわたしが出来上がり

 

わたしは、
自分のワガママを母に押し切って
思いを実現させたことなんて、
ほとんどないです。

多分。

 

 

でも、
わたしが派生させた出来事に
母の力を借りると必ず、
感謝を感じるずっとずっと前の段階のところから
"感謝する"ことに対しての
母からの干渉のようなものが始まってました。

 

 

まるで、
もう、
感謝されないことが決まっているかのようでした。

 


そうされることで、
感謝の気持ちが自然と湧くことがどんどん難しくなり、
わたしはどんどん、
感謝の出来ない人間になっていきました。

 

 

 

だからかわたしは、
人に迷惑を掛けることが極端に恐いです。

 

迷惑の掛けかたがよく分からない。

 

そして、
特に子供に対してですが、
迷惑を掛けられるのが許せない人間に
なってしまいました。

 

 

感謝って、なに?

 

今、
とぎれとぎれに"感謝"という概念について
自分の中を振り返っていますが、
"感謝"を要求されすぎて
自分なりの"感謝"が分からなくなっていただけだ。

 

と、
分かりました。

 

そして母は
わたしにもそうですが
色んな人に感謝してもらいたい人なのかなぁー
と、
気付きました。

 

 

それは、
母が思うように感謝されない、という現実があるから

 

そんな現実がベースにあるなら、
感謝されるようなことを必死こいてやるんではなく、
思った通りのこと、
自分の気持ちのまま、

 

好きなことだけをやったら
いいんじゃないの?

 

 

そしたらきっと、
思うような感謝が返ってこなくても、
そんなに怒らなくて済むんじゃないの?

 

で、
わたしは、


"感謝"というワードが嫌いで
いいんじゃないの?

 

 

嫌いにさせられたんだもの。

人間だもの。

 

と、
おもてるわけです。

 

 

おわりに

 

わたしは、
"感謝"の為に生きることはしません。

 

"感謝"されることに人生を捧げるのは
まっぴらです。

 

わたしは、
今、
"感謝"に正解なんて無い。
自分なりでいい。

 

迷惑は掛けてもいい。
そして助けは受け取ってもいい。

 

と自分に言い聞かせながら生きています。

 

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