なぜ贈り物をもらうと、息苦しく感じていたのか
毎日の生活の中で、
物は増えていきます。
余計な物を
家に招き入れない!
と強く心に誓っている私でも、
どうしても招き入れてしまう物があります。
それは、
ちかしい人から頂く
プレゼントや
お裾分け。
でも、
これを「いらない」
と断って生きていくと決めたら
人生がつまらなくなりそうです。
贈り物を受け取ることを楽しめない私
人から物を頂くとき、
今までの私は、
「ちゃんとお返ししなきゃ!」
と思いながら、
受け取っていました。
なので、
うまく喜ばなければ!とか、
早くお返しをして、
ちゃんとお返し考えてましたよって
分かってもらわなきゃ!とか、
こんな事ばかり考えて、
贈り物を受け取ることを
楽しめていませんでした。
物を贈ってくれた人たちは、
一言も
お返し期待してますよ
なんて言っていないのに…
せっかくの好意を
台無しにしているのと
同じです。
"受け取れない"って
なんて
息苦しいんだろうと思います。
お隣さんが教えてくれた事
うちの隣に、
70代の女性が一人暮らししています。
私たちが隣に引っ越してきてくれた事が、
嬉しい
と、よく物を頂きます。
食べ物がほとんどですが、
息子たちの誕生日には
お金まで包んで頂き、
お祝いの言葉をかけてくれます。
始めは、その好意に甘える事が
申し訳なくて、
頂き物をした時には
必ず、何かお返しをしていました。
でもある時、
「こういう風な好意は、私に返さなくていいのよ。」
と言われました。
「私も、子供を育てている時に、
お隣のお婆さんから、
お金を包んだりして、もらっていたの。
それで、
私もお返しをしなきゃと思って、
それをお婆さんに伝えたら、
『この好意は返すんではなくて、
あなたが他の人に何かしてあげたいと思った時に
それをしてあげて。
それで私は満足だから。』
って言われたのよ。
だから私は、勝手にしてるだけ。
あなたが他の人に、何かしてあげたいって
思った時にしてあげて。
それで私も、満足だから。」
この話を聞いた時、
目からウロコでした。
どうして私は今まで
返そう、返そう、
と必死になっていたんだろうと
自分に
ショックを受けました。
おわりに
物というのは、
メッセージを発してきます。
人から頂く物でも、
勿論そうです。
私は、
物を物としてしか見ていなく、
向き合ってもいなかったので
ただ申し訳なく感じたり、
お返しに悩まされたり…
プレゼントを受け取ることを
心から
味わえてなかったのだなー
と分かりました。
"あなたの事、すきよ"
"あなたに、気に入られたいの"
"あなたの事、忘れてません"
物に込められたメッセージ、
色々あると思います。
そのことが分かると、
物を受け取った時に
必要以上にひるまずに
ガチガチになって喜ぶことなく
素直に
ありがとう
と受け取れるようになるのかも
しれません。