はじまりは今

7歳と2歳の子供がいます。何もありませんが、あるものは全て出し切って子育てしています。持たない暮らし、持っていた暮らし、色んな視点から観察したわたしの生活を綴ります。

理不尽な私の、そのウラにあったもの

お恥ずかしい話ですが、

私はよく物を壊します。

 

使っている物をすぐ、

ボロボロにします。

 

でも、今

夫に聞いたら、

「最近壊さなくなったし、すぐボロボロになったりしてないね!」

と言われたので、

この話を書くに値する人間になったかなと思いますので

書きます。ね。

 

 

 

私がドタンバタンとうるさいワケ

 

キッチンで、ドタンバタンと大きな音を立てて作業したり、

靴や財布がすぐ傷ものになったり、

人の物を壊しても、

その痛みがあんまり分からず

謝る時に気持ちが入らない女、

 

それが私です。

でも、もう過去形にしてもいいようです。ね。

 

 

物を

丁寧に扱う

 

という概念がまるでありませんでした。

だって…

私の周りには

絶対に壊したくない大切な物、がなかったから。

 

 

私の夫

 

私の夫は、

好きな物に囲まれて暮らす事を大切にしています。

 

 

ずっと前、まだ付き合っていた頃の話ですが、

ご飯中に私が、

お醤油をこぼしてしまって、

それが夫のジーパンについてしまった事がありました。

 

多分謝ったと思いますが、

すんごくしょげてる夫に、

「形ある物みな壊れる」的な、

ゴーストバスターズに出てくるおじさんが言ったような

屁理屈のような事も一緒に

言い放ちました。

 

すると、夫は怒って、

大事なジーパンなんだと言ってきました。

 

それでも私は、

いまいちその悲しみが理解できず、

「ふーん。もう死んでわびるしかないかな」的なことを

心の中で思っていました。

 

大事な物を汚されて、

こんなにピンと来ない女とよく結婚したなーと

不思議に思います。

 

 

 

今では分かります。

「ごめんなさい」とせめて、

キチンと謝って欲しかったんだろうと思います。

 

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ゆっくり歩く人になりたい

 

愛着のある物に囲まれて生活する事は、

 

丁寧な所作

 

を日頃から勉強してるのと

同じなのかなと

思います。

 

壊さないようにそうっと扱うので、

動きはゆるやかになり、

静かになる。

 

大事なものを、

丁寧に扱えるようになれば、

きっと大事な人にも丁寧に接し、

生き方も

丁寧に、注意しながらゆっくりになる。

 

ゆっくり歩くから

物事もあらゆる角度で見れて、

面白くなる。

 

そういうものに

わたしはなりたい。

 

 

夫は

人への接し方も丁寧だし、

私に比べて静かな人です。

 

 

おわりに 

 

私はいま、

子供が私の洋服をビロンビロンに伸ばしたり、

子供が私の靴を踏んだりした時に、

怒れる自分、なのが

嬉しかったりします。

 

あ、私、

これ気に入ってるんだ。

やっぱり大事なんだ、と気付くからです。

 

そして、徐々に

大事な物に囲まれて生活していけてる事が嬉しい。

 

もももちろん、

子供も大事にしてます。