はじまりは今

7歳と2歳の子供がいます。何もありませんが、あるものは全て出し切って子育てしています。持たない暮らし、持っていた暮らし、色んな視点から観察したわたしの生活を綴ります。

これ買って、と言ってもいい。

断捨離を始めてから、

三年。

 

小さなものから

大きなものまで

捨ててきました。

 

 

その中で一番に感じた事があります。

 

ブログにその事を書かないと前に進まないので

書きたいと思います。

 

  

本当に欲しい物をくれない母

 

キッチンから順に家の中を

紹介していきたいと思っていますが、

家の中にあった物で

一番多く、

そして捨てた数も一番多かったのが、

母からもらった物です。

 

 

母は、

色んな理由から私に物をくれます。

 

自分が要らなくなった物で、

もったいないから

という理由でくれる物が

ほとんどです。

 

次に多いのは

健康マニアなので、

自分が研究を積み重ねて、"いい"と実感した

健康食品。

 

口に苦いものがほとんどで、

値段も私にとっては

退くくらいの物。

 

不思議と

私が欲しい物は頂けません

 

欲しい、と言った事自体

ないような気がします。

 

そして、

要らないとは言えずに

受け取ります。

 

私には弟が二人いますが、

弟は

要らない、と言えているようです。

 

自分らしい家になるのに要らなかった物

 

私は、今更

母の悪口が言いたい訳ではありません。

 

ただ、

母からもらったり、引き継いだりした物が

自分の居場所に溢れている。

 

そして、

いつまでも自分らしい家にならないまま

母からもらった物に囲まれて、

無意識に暮らしている。

 

これが、

自分らしく生きること

関係してると

今ではすごく分かります。

 

例えば、我が家のキッチンには、

母が、グレードアップの為に

買い換えたから要らなくなった鍋やボウルや皿で、

溢れていました。

 

今はありがたく

勉強させてもらっているつもりで使っていますが

多すぎて捨てた物もだいぶあります。

 

マルチチョッパーなど、

新製品に手を出したが、思ってたのと違うからあげる

といったような物も我が家にやってきます。

 

離乳食を作るのに良さそうだったので

もらいましたが、

母の買い物の失敗を

尻拭いしているような気持ちになったこともあります。

 

母の方でも、

娘が何でももらってくれるので

買い物のハードルが低くなり、

買い物の失敗から学ぶ

という経験

私に奪われていたのかもしれません。

 

母は自分が要らない物でも、

一旦は、受け取るようです。

娘が使うだろうという

当てがあるからだと思います。

 

 

背負っていたものから自由になる

 

断捨離する中で、

私が背負っていたもの

背負わなければと思っていた物が

ハッキリと分かってきます

 

そして

行動は変わらなくても、

無意識だった物が

意識的に見えてくるだけで

わたしの心は自由になりました。

 

 

我が家に母が

一度だけですが、

来てくれたことがあります。

 

その時に使った我が家のフライパンが

使いにくかったので、

いいフライパンを買ってあげる。

 

としばらくした後、

言われました。

 

実家に帰ってきた時に買ってあげるね、

ということだったので、

帰った時に、百貨店へ一緒に向かいました。

 

当然のように、

母の基準で、母がフライパンを選び始めました。

 

今までの私なら

母が一人で選んでいるのを

ヘラヘラと横目で見ていたと思います。

 

でも、

初めて、

ワタシ、これがいいな

買ってくれるんならこれがいい

と偉そうなことを言えたのです。

 

 

おわりに

 

そして母は、

「じゃ、これにしようか」

とレジまで持って行ってくれました。

 

良かったー

良かったー

 

欲しい物、買ってくれた!

 

この喜びで満ち溢れたあの時のことは

忘れることはないと思います。

 

少しずつですが、

私も変わりたいのです。

 

背負っていると気付いたら、

踏み出す勇気

出てくる事もあるんですね。

 

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今、背負っているものはこれです